毎日降ったり止んだり晴れているのに雪が舞ったり、すっきりしないお天気が続いています。しかも寒い!…一年で最も寒い時期なので当然なのですが。むしろ環境のことを考えると昨年のような暖冬のほうが異常なのであって、これは喜ぶべきことなのですよね。
でも外気の影響をもろに受ける外構屋にとって低温と雨は大敵。工事のほうはただいま苦戦中です(ノ_-。) お待たせしているお施主様、申し訳ありません。そして担当業者さん、担当監督、無理を申しております。
…今日はそんな寒さとはまさに対極な写真をご覧いただきましょう。
もちろん1月に撮った写真ではありませんが、このバショウ(向かって左の中ほどのバナナのような木)、なかなかの迫力だと思いませんか?家にいながらにしてリゾート気分になれるように、と熱帯風の植栽で仕上げたこのお庭は一昨年秋に竣工してから約1年になります。植木の健康状態についてご相談をいただいたことと、たまたま本の取材もあったことから昨年11月、一年ぶりに訪問させていただきました。
こだわりポイントはたくさんあるのですが、そのひとつが植栽。露地で越冬できて熱帯の雰囲気がだせるもの、ということで高木はもちろん潅木や草花に至るまでお施主様といっしょに最後までかなり悩みました。
寒さに弱くてその地域ではもつかもたないか微妙という植物は、暖かい頃植えて根付いてから徐々に寒さに慣らされていくとある程度越冬する力をつけるのですが、秋に植えるとその力を充分につけることができないまま寒さにさらされて枯れる確率が高くなります。この工事はまさに秋頃の工事だった上、普段は植えたことがないようなものも多くあったため、賭けのような気持ちで植えたものもありました。
幸い昨年の冬は暖冬だったため多くのものが冬越しし、落葉するかもしれないと言っていたバショウもそのままの姿だったということで、伺ったときには驚くほど大きく生長していました。
竣工直後。上の写真と比べるとバショウの生長具合がよく分かります。
当たり前ですが植物は生き物です。従ってとても環境に左右されるもので、時には予想を超えて与えられた環境に適応することがあるし、逆にちょっとした条件の違いにより枯れてしまうこともあります。実際こちらでも熱帯性でもなんでもなく全く問題ないと思われていたものが早々に消えてしまっていました。温暖化により環境も変化しているし、なかなかマニュアルどおりにはいかないものです。
それにしても、1年後、2年後に伺ったときにこんなにすばらしく生長したお庭を見せていただくと本当にうれしくなります。以前にも書きましたが、お庭は竣工時がスタートで、そこから生長していくもの、だということをまた改めて感じることができました。
こんなふうに寒い日が続くと、あの熱帯植物たちは無事かしら…と今でも気になってしまう思い出深い仕事のひとつです。
今回掲載させていただいたお庭はHPのWorksのコーナーで詳しくご紹介しています。ぜひご覧になってみてください。↓↓↓
http://www.h4.dion.ne.jp/~exstudio/gardenworks.htm
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